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縫製業界を再建させたい!オーダーメイドの縫製サービス【nutte】代表伊藤悠平氏へのインタビュー

  • その他

現代日本の産業が抱える大きな問題の一つが「職人不足」です。建設業や伝統工芸など、職人の減少が深刻化したことで業界全体が苦境に陥っている業界も少なくありません。繊維・縫製業界においても同じことが言え、経産省が発表している統計を見ても、事業所数と従業者数ともにこの30年で大幅に減少していることがわかります。海外の安価な市場にシェアを奪われる中、服飾・モード関係の専門学生の数も減少しているらしく、日本の縫製業界の市場規模は年々縮小傾向にあります。

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引用元:繊維産業の現状及び今後の展開について

そんな中、繊維・縫製業界を再建させようと昨年ローンチされたスタートアップがあります。それが「株式会社ステイト・オブ・マインド」が運営する【nutte】です。

nutte001【nutte】https://nutte.jp/

【nutte】は縫製に特化したクラウドソーシングサービスで、ユーザーはオーダーメイドの服や靴を1点単位で職人に制作を依頼することができます。今までの縫製業界の仕組みでは難しかった小ロットでの注文を、クラウドソーシングを利用することで可能にしました。

今回は縫製製品の受注販売を変革したことにより数多くのユーザーを抱えることに成功した【nutte】代表取締役伊藤悠平氏へ運営体制や事業展開や業界で目指すポジションなどについてお聞きしました。

以下インタビューです。

【nutte】の事業状況

ito3――まずは現在の【nutte】の運営体制を簡単にご説明いただけますでしょうか??

【nutte】の運営は、代表取締役、運営統括、システム開発、そして広報・ブランディングの計4名で行っております。今後は運営とシステム開発を強化していきたいと考えています。

――【nutte】は開発期間を3カ月に設定したというエピソードを拝見しましたが、なぜ3ヵ月という短い開発期間を設定されたのでしょうか??

?短い開発期間を設定した理由は、一刻も早くサービスを世に出して、マーケットニーズを確認するためです。最低限の状態でも構わないので速やかにリリースして、ニーズが見えれば進めるし、ダメなら改善or撤退するという考えで開発を進めていました。

ベンチャーは一刻も早く成長し続けなければ大手に食われてしまうと私は感じていますので、スピード感はやはり重視しています。

――そうしたマーケットニーズのひとつの指標となる、【nutte】のクライアント(依頼者)と縫製職人の登録状況はいかがでしょうか?

?クライアント様に関しては、2015年2月から10月までの8ヶ月間は広告出稿を行わないオーガニックな来客により約1,300名、そして2015年11月から2016年1月までは広告を打ち出したことで、累計約5,000名のクライアント様にご登録いただいています。クライアント様の集客においては、リスティング広告、SNSの活用、メディア露出によりアプローチを行っております。

縫製職人様には現在、数百名のご登録をいただいております。(こちらの)集客は【nutte】が運営しているオウンドメディア、登録説明会、メディア露出からの流入を狙っています。

【nutte】が目指す縫製業界でのポジションとは

――国内縫製市場は近年苦境にありますが、勝算はありましたか?

アパレルメーカーからの依頼による縫製工場での量産の市場は確かに苦境のようですが、【nutte】が狙っている市場はその市場だけではありません。実際、【nutte】のクライアント様にはアパレル以外にネットショップや個人の方も多く、また靴やカバン・衣装・小物・雑貨類など洋服以外の布製品も多く依頼されます。

したがって【nutte】は布製品の流通市場全体からシェアを取りたい考えです。さらに【nutte】の今後の展開として資材や副資材の提供など企画段階にも拡大していく方針です。

――ファッション市場という大きなカテゴリーだと、多くの一般消費者とってファストファッションブランドのマス向け衣料が主流である現代において、【nutte】はどのようなポジショニングを目指されていますか?

【nutte】はファッションも含めた布製品全体を市場として考えています。言葉通りの意味で「縫えるものなら何でもたった1点からつくれるサービス」として、事業者にも個人にも提供できる縫製インフラというポジショニングを目指しています。

――また縫製業の再建というメッセージを発しておられますが、日本の縫製業の強みとはだとお考えでしょうか??

例えば中国における縫製業は、大量の工員と高性能な特殊ミシンを多種類活用して生産する設備産業としての側面が強いため、単純な仕様を大量生産することで「コストダウン」には向いていますが、複雑な仕様や少量のものを生産するには不向きです。

一方で日本の縫製業では、個人の技術への依存度が高く、結果として1着の丸縫いや少量の生産にも向いています。また複雑な仕様や特殊な素材など、実験的な要素にも応えられる技術があり、「価値の創出」という点で優位性があると考えられます。

【nutte】webデザインでのこだわり

ito2――弊社はホームページ制作会社なのでやはりデザイン面のことをお聞きしたいのですが、【nutte】のデザインで意識されたことや、デザイン面に期待されていることなどございますか?

?【nutte】のホームページに関しはあまり工業的でない、親しみやすいデザインを目指しています。一方でインフラとしての要素が強くなり、コンテンツは別に用意する必要があると考えられるため、【nutte】はこれからどんどん無色透明なデザインにしていかなければいけないと考えており、色はコンテンツ側に持たせる方針にしていきたいと思います。

最後に

「一点モノの縫製製品」という埋もれていたニーズを発見し、日本の高い縫製技術を誰でも利用できるようにすることで縫製業へ新しい風を吹き込んだ伊藤氏。職人不足と言われる時代ですが、仕事に見合う料金が支払われなかったり、営業が苦手だったりという様々な理由で、技術があるにも関わらずモノづくりに専念できない職人さんは日本にはたくさんいます。

そうした中、【nutte】という新しいモノづくりプラットフォームにより、今まで活動できていなかった職人さんたちが気軽にモノづくりできる未来は近くなりそうです。

<人物紹介>
伊藤悠平氏(株式会社ステイト・オブ・マインド代表取締役)
東京都生まれ。
2015年に株式会社ステイト・オブ・マインドを設立。スタートアップの登竜門とも称される「IVS?2015?Fall?Kyoto?Launch?Pad」では準優勝に輝く。
【株式会社ステイト・オブ・マインド】http://state-of-mind.co.jp/

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