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【成功事例に学ぶ】Facebookはこう使う!集客に成功した企業事例8選

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WEB集客において、ソーシャルメディアの活用は今や避けて通れない施策です。そんなソーシャルメディア集客の中、大きな可能性があると感じながらも、上手く活用できていないとお悩みの方が多いのが「Facebook」ではないでしょうか。今回はそんな方への参考情報をお届けします!

みなさんは、Facebookで「Facebook for business」という集客の成功事例を紹介した公式ページが用意されているのをご存知ですか?数多くの集客事例から、ヒントをたくさん見つけることができます。今日はその中から「集客につなげるにはどのような使い方が効果的なのか?」という疑問解決に役立つ事例をいくつかとりあげてご紹介。共通する成功要因なども探ってみたいと思います。

Facebook集客で好結果を生んだ8つの活用事例

商品発売前のサンプリングで 280 万人にリーチ【キリン】

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https://www.facebook.com/business/success/kirin

キリンの新商品「澄みきり」の発売前に1万人のサンプリング参加者を、Facebookを活用して募集。広告を使用することで280万人にリーチし、350ml缶2本とリーフレットのプレゼントで、ブランド好意度5倍、購買意向度4倍となったという事例です。

ポイント:広告を活用することで多くのターゲットへリーチ、その結果商品の認知度だけでなく、ブランドの好意度も大きく上昇。効果的なキャンペーンを行うことで、認知度だけでなく、購買意向度も大きく伸ばしています。

クーポンの利用で、広告回収率7.3倍【ローソン】

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ttps://www.facebook.com/business/success/lawson

ローソンでは、フライドチキンが50%OFFになるFacebookクーポンを作成、来店数を伸ばすという目標を達成しています。広告回収費は実に「7.3倍」、またフライドチキンを購入した人の70%の人が他の商品も同時に購入、単価アップも実現しています。

ポイント:POS端末Loppiを使用して換金フローをスムーズにしたこと。また、誰かがクーポンを入手すると、友達のニュースフィードにもクーポンに関する記事が表示されるようにすることで、リーチの拡大(モバイルニュースフィードからのクーポン入手93%)を測ったこと、などが成功のポイントになっています。

コスト54%ダウン【ピーチジョン】

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https://www.facebook.com/business/success/peach-john

ピーチジョンでは、新商品の発売時にFacebook広告を活用した施策を実施。新規客の獲得を実現しました。キャンペーン前までは自社サイトへのFacebook経由の訪問者が0.2%だったのに対し、実施中は23%まで上昇し、多くの人へのリーチを達成。購入1回あたりの広告費54%削減、新規顧客獲得広告費も28%の削減にもつながっています。

ポイントカスタムオーディエンス(既存顧客リストを使った配信)や類似オーディエンス(既存顧客と似た属性の顧客への配信)などの機能を上手く活用したことや、広くターゲットに訴求する方法と細かくターゲットを絞ってアプローチする方法の2段階の施策行ったことなどが成功のポイントだと言えます。

“1対1”の感覚で良質な顧客を獲得【味の素】

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https://www.facebook.com/business/success/ajinomoto

自社通販サイトへの集客導線としてFacebook広告を活用、定期購入客の獲得と広告効率アップを目指した事例。従来のアドネットワークをメインとしていた広告戦略と比較して、206%の回収率、Facebook経由で獲得した新規顧客のLTV(生涯顧客価値)は117%を実現したそうです

ポイント:27歳以上のすべてのユーザーに広告配信した後に、A/Bテストなどを行い、効果の高い年代には1歳刻みのセグメント分けを実施。効果の高い年代へ確実にリーチしていくことで効率の改善を図っています。データ分析と、そのフィードバックをきちんと行ったことが成功要因になっています。

精度の高いターゲット設定で売上アップ【P.G.C.D】

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https://www.facebook.com/business/success/pgcd-japan

スキンケアブランドP.G.C.Dでは、従来の「いいね!」を増やす方向から、Facebook広告を使って売上アップする方向へと戦略転換。新規顧客やリピーターの獲得、休眠顧客の掘り起こしのために精度の高いターゲット設定を行い、リスティング広告に比べコスト70%減、CTR(クリック率)50倍、を実現しました。

ポイント:既存顧客へのアプローチにはカスタムオーディエンス、新規顧客獲得には類似オーディエンスを活用するなど、綿密なターゲティングで好結果を実現することが出来た例。また、メンテナンスなども小まめに行うことでリスティング広告と比べて費用対効果の高い施策となりました。

オンラインでの注文数新記録【ドミノピザ】

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https://www.facebook.com/business/success/dominos-pizza

アメリカのドミノピザのキャンペーン例ですが、オンラインからの注文で半額になるキャンペーンを実施し、アメリカでの週間オンライン売り上げの新記録を樹立。また、アメリカのみならずイギリスやカナダなどの国で多くの「いいね!」を獲得、世界各国のドミノピザのページで1日あたりの新規「いいね!」獲得数の最高記録を樹立した事例です。

ポイント:キャンペーンに際しては事前にFacebook広告を利用して、多くの層へのリーチを促進。また、グローバルページにカウントダウンを掲載し、特典が有効になるまでの時間を掲載。綿密な事前準備によって着実な成功へとつながりました。

効率的なグローバルプロモーション【CROOZ】

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https://www.facebook.com/business/success/crooz

スマートフォンアプリの配信にあたって、Facebook広告を全世界に向けてグローバルに展開したキャンペーン事例です。全世界へと向けた広いターゲティングで、CPI(アプリインストール1回当たりの単価)は他の媒体の30%を実現し、多くの新規顧客の獲得に成功。他の媒体からの獲得顧客よりも2倍ほどLTVの高い、優良顧客の獲得にも成功しました。

ポイント:まず全世界へ一斉に広告配信して、国ごとのKPI・CPIを効果検証。それに基づいて、効率の良い地域や国、性別、年齢など細かくターゲティングするという手法を採用し、Facebook広告の利点を上手く活用した結果として低CPIで高LTVを実現しています。

顧客獲得数60%増【メルカリ】

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https://www.facebook.com/business/success/mercari

フリマアプリ「メルカリ」では新規顧客獲得にFacebook広告を活用。自社の顧客データが無い中、類似オーディエンス機能を活用して顧客獲得数60%増を実現し、通常広告と比較してCPIは20%減、CVRは8%の増につながりました。

ポイント:自社データの無い中、類似オーディエンスを活用し競合アプリユーザーなどの潜在顧客を獲得に成功。商品写真が成果を左右すると判断、効果の高い写真の検証に注力、セグメントをごとに30種類ほどの広告クリエティブを配信したことも成功への大きな要因に。

今回のまとめ

成功例をこのように見て行くと、まずしっかりと押さえておくべき3つのポイントが見えてきます。

  1. ターゲティング戦略の明確化(どんな見込み客に届けるのか?)
  2. セグメント分けの実施(ターゲットを年齢や性別などで細分化していく)
  3. フェイスブック広告の機能を適切に活用(カスタムオーディエンスや類似オーディエンスなど)

ターゲットを明確にし、効果検証などでさらに効果の高いセグメントを追求し、そこに合わせた適切な機能でリーチしていく…、成功している企業は、この基本を確実に実行しているようです。「Facebook for business」には、今回ご紹介した他にも多くの事例が紹介されています。Facebookを上手く集客に活用したい方は、ぜひ参考にしてみてください。