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インバウンドサイトを作るときに知っておきたいこと

【データに見る利用者最新事情】今こそ本気でスマホ対応を考えたいあなたへ

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4月21日からモバイル検索結果が変わる?Googleが正式にアルゴリズム変更を発表」で、すでにご紹介のとおり、WEBサイトのスマホ対応状況が検索結果に影響するというニュースがGoogleから発表されています。

スマホの重要性はわかっていても後回しになっているサイトや、パソコンのサブのような位置づけから脱しきれていないサイトは今も数多くあります。しかし、これを機に、スマホにじっくりと向き合おうと考えている方も多いのではないでしょうか?今日は、そのための参考情報として、スマホ利用の実態や不満等に関する調査データを紹介していきます。ユーザーがスマホをどう利用し、日常の行動とどう関わっているかをじっくり見ていきましょう。

Yahoo!の最新調査から、スマホの現在地を見る

Yahoo! JAPANが「Yahoo! JAPANプロモーション広告の公式ラーニングポータル」に、「マルチスクリーンのいま」と題した調査結果を公表しています。調査は2014年9月に実施されたもの。スマホ利用状況の全体を俯瞰できるわかりやすいデータが、美しいインフォグラフィックスで紹介されています。まずはそのデータを見ながら、スマホ利用の実態を確認しておきたいと思います。なお、以下に掲載のグラフは同サイトから引用させていただきました。

半数近くが毎日2台以上のデバイスを利用

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デバイスの利用状況としては、回答者の半数近くの41%が、毎日2台以上の異なるデバイスを利用しているという集計結果が発表されています。ここでの「マルチスクリーン」の詳しい定義は不明ですが、もはや「一人のユーザーがWEBサイトを一つのデバイスで閲覧する」という時代は終わったということは明らかで、この流れはますます加速していくと思われます。

スマートフォン利用行動の特徴

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次に、いよいよスマホに関するデータです。スマホを「ほぼ毎日利用している」というユーザーは、なんと100%に迫る勢いです。わずかながら、自宅での利用が自宅外を上回っていることも注目ポイントです。

また、他の様々な調査などでもよく言われていることではありますが、動画の視聴を目的としたスマホ利用の割合は高く、特に若い世代ほどその傾向が高まっています。

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スマホの特性を明確にするための比較材料として、パソコンに関するデータも見ておきましょう。

パソコンを「ほぼ毎日利用している」というユーザーは80%ちょっと。またパソコンならではの利用目的では、ネットショッピングに続いて、2位が「資料の作成・編集・閲覧」になっていることも注目です。パソコンは今やビジネスユースの機器に戻ってきた、そんな印象も受けます。

パソコンサイトをメインとする制作からの転換を

このように全体の利用割合や利用方法を見れば、すでにスマホがパソコンを超える存在になっていることは明らか。冒頭に出てきた「毎日2台以上の異なるデバイス」とは“パソコン+何か”ではなく、年齢や職業などによっては“スマホ+何か”というケースが多いと推測されます。個別性を抜きにした大きな流れとしては、「パソコン用サイトをメインとしてWEBサイトをつくっていく」という行為が、いかにユーザーの行動とかけ離れているかが分かります。

なお、今回はタブレットについては割愛しましたが、サイトにはタブレットに関するデータも掲載されています。解説動画も掲載されていますので、興味のある方はアクセスしてみてください。

利用するサイトの強弱から見えてくるもの

次にスマホサイトの閲覧に関する、詳しいデータを見ていきましょう。使用するのは、優良な国産CMS「SITE PUBLIS シリーズ」を提供する株式会社ミックスネットワークが2014年10月に行った「スマートデバイスにおけるWebサイト利用動向調査レポート」です。以下に紹介するグラフのデータは、同サイトから引用させていただき、当社で少しアレンジを加えたものです。

スマホで閲覧するWEBサイトのジャンル

「閲覧するWEBサイトのジャンル」という設問では、スマホでどのようなジャンルのサイトをよく見ているかを調べています。

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スマートデバイス全般の調査なのでタブレットも含まれており、スマホは青い線になります。閲覧するWEBサイトのジャンルでは、予想通り「ニュースサイト」が突出するものの、「SNSサイト」と並んで「企業サイト」や「一般向け情報サイト」も40%以上を占めます。このことからユーザーは、スマホでも、パソコンとあまり変わらない多くの情報を日常的に取得しているのが見えてきます。

スマホでのWEBサイト閲覧の目的

「過去1年以内にWEBサイトを閲覧した目的」という設問では、情報収集を中心にしたユーザーの利用目的が細かく調査されています。

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注意したいのは、同じ「情報収集」を目的とするものでもニーズの高いものと低いものがあるということ。調査対象者の関心分野の偏りなどが多少影響している可能性も考えられますが、それを度外視すれば、データでは「投資家情報」などが低い割合となっていて、業種業界によってはスマホでの利用ニーズが低い分野もあるということも分かります。自社の業界にかかわるスマホの利用実態について調べてみれば、新しい気づきがあるかもしれません。

”スマホ最適化”とは何か?

ここからはユーザーのWEBサイトの“使用感”を中心に見ていきます。

スマホ対応されていないWEBサイトへの不満

まずは「スマートデバイスでPC表示用のWEBサイトを閲覧した際の不満」に関する回答を見てみましょう。設問からして、基本的には“スマホ用に最適化されていない”サイトについての不満ということになります。

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最適化されていないだけに、可読性や操作性に難があることが感じられます。Flashなどを使ったコンテンツは、さすがに最近はめっきり減りましたが、ずっと手を加えていないWEBサイトもまだまだ多いので、そのコンテンツが閲覧できないという不満も多そうです。

スマホ対応されているWEBサイトへの不満

続けて「スマートデバイスでスマートデバイス表示用のWEBサイトを閲覧した際の不満」です。こちらは基本的には“スマホ用に最適化されている”サイトについてということになります。

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「不満を感じたことは無い」といった回答も多く、また操作の誤りが多いのはデバイスの特性上仕方がない面がありますが、「見づらいのでPCサイトに切り替えてしまう」という割合が多いこと、また割合はそれほどではないとはいえ「情報量が少なすぎてPCサイトに切り替えてしまう」という回答が多いのは気になります。

「シンプルさ=最適」ではない

これは、先ほどの最適化されていないサイトに感じる不満の方で「目的とする情報が探しにくい」という割合がタブレットに比べスマホで多かったのといくらか重なるインサイトだと思われます。スマホ最適化という時に、サイト運営者や制作者は“シンプルさ”を重視する傾向がありますが、それが必ずしもユーザーにとって最適とはなっていないのではないかと思われます。ここは非常に重要なポイントではないでしょうか。

ワンカラムは必ずしもベストチョイスではない?

また「縦長のサイトは閲覧するときにストレスを感じる」の割合が多いのも注意すべき点です。昨今のワンカラムレイアウトの流行は、「スマホに慣れたユーザーが、同じ感覚で操作しやすい」という理由でPCサイトにも採用されるケースが多いのですが、ユーザーは必ずしもそれを歓迎している訳ではないようです。これらは、手法ではなく、まず「ユーザー」に回帰することで改善していけると思います。

未知の顧客層に対しては、観察も大切

大企業サイトや大手サービスサイトなど予算が豊富なサイトの構築やリニューアルでは、ユーザーテストや調査が繰りかえされていきます。しかし中小の事業者の場合、なかなかそうはいかないことも多いと思います。そこで最後に、日常的に取り組める調査手法を紹介しておきましょう。それは対象者の行動をよく“観察”する事です。具体的な例を挙げましょう。

「スマートデバイスにおけるWEBサイト利用動向調査レポート」にはスマホを「どうやって操作しているか」の設問があり、「片手で操作している」が「両手で操作している」を10%以上も上回っています。

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しかし、この傾向は以前ではもっと強く見られていました。それを根拠として、「だからスマホのグローバルメニューは、片手の指で操作できる下側に置く方がよい」というのが定石のようになっていたのです。ところが最近のスマホは大型化しています。確かに、電車などで周囲を観察してみると、両手で操作している割合が多いことにあらためて気づきます。しかも、手のひらが小さめな女性や高齢の人に強い傾向かと思えば、10代や20代と思しき男性でも両手での操作が多く見られました。

こうした観察を、対象者に合わせて行っていきます。例えば中高年がメイン顧客のWEBサイトを制作(運営)する場合は、その年代層を中心に見ていくという具合に…。そうすることで、自分たちのビジネスニーズに合う層の特性の発見につながります。また小中高生や高齢者など、通常のビジネスシーンでは出会わない層のインサイトを発見する上でも、観察は貴重な機会になります。

見知らぬ生活者を数多く観察する事は、顧客やターゲット層が自分と違う性別や年齢層の場合は特に有効な手法です。このような観察は「エスノグラフィー」と呼ばれ、よく使われる調査手法の一つになっています。

今回のまとめ

  1. 今やスマホがWEBの閲覧、利用の中心となっている。そのためスマホの最適化は必須。
  2. 本当の最適化は手法や流行でなく「ユーザー」を中心にすることで遂げられる。
  3. 中小企業では、一般的なデータ活用とともに、日常的に「エスノグラフィー(観察)」を取り入れてみるのもおすすめ。

アルゴリズムの急な変更など、サイト運営者にとってGoogleはちょっと厄介な側面もあるかもしれません。しかし、一貫してめざしているのは「ユーザーにとって最適な検索体験」であり、変更前にサイト上で方向性の“予兆”を感じさせてくれることも少なくありません。スマートフォンに関しても、昨年末に「スマホ対応ラベル」の表示について発表し、スマホ重視の姿勢を伝えていました。

今回のアルゴリズム変更に関しても、検索順位への影響ということだけではなく、WEBで「今、何に取り組むべきか」のひとつの指針としてとらえ、対応することが大切。ご紹介した調査データも参考にしていただき、よりユーザーフレンドリーなスマホ対応をめざしてください。

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