ワンクリックに命がけのWEB・ホームページ制作会社「エムハンド」

インバウンドサイトを作るときに知っておきたいこと

時代はネイティブアドへ!?ユーザーが広告を嫌いなこれだけの証拠

  • マーケティング
  • 調査、統計

いま、広告の世界ではネイティブアドへの注目が集まっています。その大きな理由とされているのが、スマホ時代になったことも相まって、「ユーザーがますます広告を嫌うようになってきたから」というものです。しかし、実際のところはどうなのでしょう?広告は、そこまでユーザーに嫌われているのでしょうか?

そこで、裏付けになるデータはないものかと、色々調べてみたところ、やっぱり広告は嫌われている、しかも予想以上…という証拠が色々見つかりました!さっそく、みなさんにもご紹介したいと思います。広告出稿されている方は、要チェックです!

「広告が嫌い!」は、データからも明らか

最も広告らしい広告と言えばディスプレイ広告。つまりインターネット初期からの定番であるバナー広告ですが、これはユーザーが嫌う広告の代表格にもなっています。スマートフォン・タブレットをふだん使用している20~69歳の男女1,000人を対象にした「スマートデバイス時代の情報・広告意識調査」によると、明確にバナー広告が嫌いという結果が出ています。

01

「バナー広告をわずらわしいと思う(83%)」「実際よりもよい面だけを強調している広告は不快だ(81%)」「何度も同じ広告が出てくると不快だ(81%)」が上位にあがり、100%にも手が届きそうな明白な嫌われ方です(いずれも「そう思う」「どちらかといえばそう思う」の合計)。また、「誤って広告をクリックしてしまった経験がある」(80%)、「スマートフォン上の広告は邪魔なものが多い」(80%)も8割の人があげています。

※株式会社オプトと株式会社グルーバーによる共同調査。グラフは、オプトのプレスリリースより引用し、当社で編集を加えたものです。

Googleも驚愕のデータを発表

世界一の広告会社はどこ?と聞くと、Googleの名を挙げる人が多くいますが、そのGoogleも、2014年末に「the importance of being seen(英文)」という驚きのデータを発表しています。その概要を紹介したIT medeaの記事「Google、ディスプレイ広告の56%以上が表示すらされないという調査結果」によると、Googleが分析した結果、ディスプレイ広告のインプレッションの56.1%は画面上に表示されないことがわかったという衝撃的な内容になっています。

05

なお、調査の対象はディスプレイ広告(バナー広告)で、ここでいうViewable Impressionの定義は、「広告の50%以上の面積が画面に1秒以上露出」するインプレッションのこと。この条件をみたすものは、出稿された広告のうちの43.9%でしかないことになります。

ちなみにGoogleによると、この調査は、「広告業界の関心がServed Impression(広告が掲載されたかどうか)からViewable Impression(実際に表示されたかどうか)にシフトしつつあることを受け、効果的な出稿の参考になる情報を広告主に提供する目的で行われた」ということです。普通であれば、不都合な真実を隠したがる事が多い広告業界ですが、やはりGoogleというべきオープンな取り組みといえますね。

もはや広告位置は完全スルー!?

もしも、カッコ良いスポーツカーの映像を10人に見せて「何が映っていましたか?」と質問すれば、ほぼ全員が「カッコ良いスポーツカーだった」と答えるでしょう。「その後ろを歩いていた男性を覚えていますか?」と聞かれれば、例えその男性が、顎鬚がお腹ぐらいまである、とても特徴的な人物であっても、ほぼ全員が首を横に振るはずです。

このように人は、例え同じ視界にあるものでも、他に強烈に心ひかれるものがあったり、意識して見ようとしたりしなければ、全く見えていないということがしばしばあります。昨今のバナー広告がまさにこれで、例えバナーが表示されていてもユーザーは全くスルーしてしまっているということも多くなっています。

WEBサイトのコンテンツエリアの右上はバナー広告の定位置とされていますが、あるユーザーインタビューで「ここは、目に留まりますか?」と尋ねたところ、「留まらない。ここだけでなく、この縦の列すべてをスルーしている」という回答が返って来たことがありました。理由を聞くと、「広告があるから、この縦の列すべてを見ていない」ということでした。アフィリエイトサイトなどの影響も大きいのかもしれませんが、バナー広告があることで、その列そのものを見ないという人も出てきているということは、ちょっと考えさせられる実態でした。

02

利用者の操作を邪魔する様々な広告

嫌われる広告は、バナー広告以外にもあります。ジャストシステムの調査で、「スマートフォンの画面上に広告が表示されて、誤って押してしまったことはありますか?」と聞いたところ、62.8%が意図せずにクリックした経験があるとの結果。誤って押してしまう人が多いのは「クリックすると大きな広告が表示される、埋め込み式の横長バナー」(26.0%)と「コンテンツに覆い被さるタイプの横長バナー」(27.0%)で、それぞれほぼ4人に1人が誤クリックの経験をしているようです。

03

※グラフは、ITmediaの「スマートフォン広告にイラッとした経験、ある?」より引用し、当社で編集を加えたものです。

また、こうした意図しないクリックをしたときに、58.1%のユーザーが不快感を覚え、66.7%のユーザーがストレスを感じ、クリックを誘導したアプリをアンインストールしたことがあるユーザーは20.3%もいたという結果も出ています。

オーバーレイ広告(ページに被さってくる広告)、インタースティシャル広告(ページ遷移時にページとページの間に表示する広告)、ポップアップ広告、外部リンク時に割り込んでくる全面広告など、操作性やユーザー体験を大きく損なう広告はたくさんあります。このような、少しでも見てもらうための必死の努力が、結果的にユーザーの広告離れをますます加速させている…、というのはちょっと皮肉な結果だという気もします

ネイティブ広告に期待が集まっているが…

このように従来タイプの広告が見られなくなる中で、期待されているのがネイティブ広告。そこでよく議論されるのが、「や<広告>といった表記を入れるかどうか」というものです。これについては、客観的な比較データがあるわけではありませんが、まわりでは、「実際にやってみて、表記がない方がコンバージョン率は良かった」という話をよく耳にします。

しかし、ジャストシステムが実施した調査データを見れば、ネイティブ広告についても「ストレスを感じる」人が66.7%、「嫌悪感・不信感」を持つ人が65.0%いるほか、77.3%の人が「だまされた気分になる」と回答しています。クレジット表記なしのネイティブ広告は、当面のコンバージョン率は上がっても、中長期的に見てマイナス効果を生む可能性が大きいことは間違いないでしょう。

04

ちなみに、少し余談ですが、「クレジット表記は必ずする決まりになっているのでは?」と思われた方もいるかもしれませんが、一般社団法人インターネット広告推進協議会(JIAA)のガイドラインでは、厳格な意味でのルールはありません。媒体によって対応はまちまちで、2015年5月に「SmartNews」が自分たちの考えを「ネイティブ広告におけるクレジット表記について」として、公式に発表した時は広告業界で話題になりました。業界でのこのような動きが整備されていくかどうかも、ネイティブ広告の今後に影響していくのではないかと思われます。

今回のまとめ

  1. ユーザーがディスプレイ広告(バナー広告)を嫌っていることはデータからも明らか。
  2. バナー広告だけでなく、それがあるエリア全体をスルーするユーザーさえ存在。
  3. ユーザーは、操作を邪魔する広告を迷惑だと感じ、避けたいと思っている。
  4. 注目のネイティブ広告にもクレジット表記などの課題がある。

コンバージョンを上げたいがために、操作性やユーザー体験を阻害してしまうような広告が多くなり、それがますますユーザーの広告離れを加速させているという困った現状。そんな中で、ひとつの活路として注目されているのがネイティブ広告です。そこに新たな可能性はあるのでしょうか?これについては、こちらの記事もぜひご覧ください。

<関連記事>

広告が効かない時代の救世主?ネイティブ広告の今と成功へのヒント
ディスプレイ広告「カオスマップ」の変遷から見る、アドテクノロジーの現在とこれから
コンテンツマーケティングはイバラの道か?2015年の「イマ」を知る!

この記事に関連する記事

カテゴリー

アクセスランキング

月間

  1. 1

    いまさら聞けない!フリック、スワイプ…スマホ操作の基本用語まとめ

  2. 2

    今どきの幼稚園・保育園ホームページ研究。32サイトに見る傾向と課題とは?

  3. 3

    【WEBデザイン10選】これぞ進化系!今どきのレスポンシブWEBデザインサイトまとめ

  4. 4

    「プッシュ通知はアプリのもの」は過去の話。簡単にできるブラウザでプッシュ通知する方法

  5. 5

    【WEBデザイン10選】シンプルでわかりやすい「1カラム」サイトまとめ

  6. 6

    【保存版】アツイ視線が集まる激戦区!女性向けWEBメディア50選

  7. 7

    【WEBデザイン10選】雑誌風デザインを上手く取り入れたWEBサイトまとめ

  8. 8

    結果につなげるLINE@活用。最新集客事例に学ぶ成功の6つのポイントとは?

  9. 9

    【WEBデザイン10選】効果的に動画を使ったキャンペーン、プロモーションサイトまとめ

  10. 10

    【WEBデザイン10選】背景に動画を大胆に使った日本のサイトまとめ

総合

  1. 1

    いまさら聞けない!フリック、スワイプ…スマホ操作の基本用語まとめ

  2. 2

    【保存版】アツイ視線が集まる激戦区!女性向けWEBメディア50選

  3. 3

    【WEBデザイン10選】これぞ進化系!今どきのレスポンシブWEBデザインサイトまとめ

  4. 4

    初めてでもできる!iPhone動画編集アプリ【厳選4つ】

  5. 5

    【WEBデザイン10選】コンバージョンUPにも!パララックスを効果的に使ったLPまとめ

  6. 6

    【WEBデザイン10選】シンプルでわかりやすい「1カラム」サイトまとめ

  7. 7

    【事例に学ぶ】話題の新興SNS、Instagramを集客に使うコツ

  8. 8

    今どきの幼稚園・保育園ホームページ研究。32サイトに見る傾向と課題とは?

  9. 9

    【WEBデザイン10選】背景に動画を大胆に使った日本のサイトまとめ

  10. 10

    【WEBデザイン10選】雑誌風デザインを上手く取り入れたWEBサイトまとめ

エムハンドブログ編集部

  • 編集長みつむね

    得意分野はWEBマーケティング/コンテンツ編集。「インバウンドブログ」立ち上げから編集に参加。

  • 伊藤 高啓

    SNS運営からWEB広告/マーケティング業界を経て、鳴り物入りでエムハンドブログ編集長に就任。

  • 新棚幹太

    雑誌出版社を経てフリー編集者に。東京生まれ、京都暮らし4年目のオールラウンドライター。

  • 島田

    某グルメ雑誌の編集長を経て、業界違いのWEBへ転身。独自の視点で個性的な記事を手がける。

  • ヨネクラ

    WEBメディアの立ち上げに参加したくエムハンドライティングチームに参加。早稲田大学出身。

  • キクチ

    京都大学卒業後、京都大学院工学研究科に進学。研究を続けながらライター業に従事。

  • 池田仮名

    週末Webプランナー。情報システムの発展によって変化していく人の心や共同体のありかたに興味。

最新記事

  • M-HAND 士業
  • M-HAND 歯科
  • Logonic
  • M-HAND TechnicalBlog

ワンクリックに命がけのホームページ制作会社「エムハンド」