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それはSEOのためじゃない!? Googleが「常時SSL」を推奨する本当の理由とは?

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昨年から「常時SSL」という言葉がよく使われるようになり、なんとなく気になっていたという方も多いのではないでしょうか?今日は、Google社員の言葉から得たヒントも含め、常時SSLについての情報をまとめていきたいと思います。

「常時SSL化」 とは、WEBサイトの全ページにSSLを適用すること。Googleが、「SSL対応状況を、検索結果順位を決める要因にする」と公式発表したことで、注目されるようになりました。常時SSL化は、すべてのサイトで行うべきなのでしょうか?どのように考えていけばいいのでしょうか?この記事を読んで、すっきりしていただきたいと思います。

そもそも常時SSL化は、なぜ必要?

ただの情報サイトにSSLなんて…、と思っていた以前の私

正直に言うと、この記事を書いている私も、Googleの発表は知っていましたが、以前はそれほど気にしていませんでした。GoogleがSSLを推奨すると言っているけど、それは数百もある検索順位決定要因の一つに過ぎず、決定的な影響を与えるとは思えなかったからです。

ミュニティサイトやECサイトの購入ページ、会員制ページなど、個人情報をベースにしたサイトなら、もちろんSSLは必須。でも、そうでないサイト、ましてや静的コンテンツがほとんどのサイトまでが「常時SSL化しましょう」などと言っているのを聞くと、笑ってさえいたものでした。

常時SSL推奨の理由は、個人情報の保護だけではなかった!

そんな認識が変わったのは、あるセミナーでGoogleの中の人が呟いた、こんな一言でした。

「ハッキングされているサイトって
みなさんが思っているよりも、多いんですよ」。

だから常時SSLにしましょう、とまでは言わないところがGoogleらしいのですが、これでなぜSSL化を推奨しているのかが腑に落ちました。「個人情報をやり取りするといったこと以上に、サイトそのものがマルウェアに感染したり、改ざんされたりする危険性が多いにある。だからこそSSL化しておく必要がある」、という趣旨なのだと理解できました。

Googleの中の人がもう一つ言っていたのが、次のようなことです。

「こういった問題は大規模サイトだけニュースになるので、
小さな所は関係ないと思っている人がいますけど、そうではないんです」。

小規模や中規模のサイトにアクセスした際、セキュリティソフトから警告を受けた経験は多くの方が持っていると思いますが、常時SSL化対応は危険のない安心なサイトであることのひとつの証。だからランキングシグナルとして使用するということなのですね。

このようにGoogleは明確な理由があって、常時SSLを推奨しています。まずは、この前提、「何のための常時SSL化なのか?」を押さえておきましょう!

【参考】
マルウェアとは、ウイルスやワーム、トロイの木馬などを総称した呼び名。Search Consoleを使って感染に関する情報を得ることもできますので、WEB担当者は注意しておいたほうが良さそうです。

「マルウェアへの感染を防止する」(Google Search Consoleヘルプ)
https://support.google.com/webmasters/answer/163635?hl=ja

ネット環境の変化によっても、高まる常時SSLの必要性

常時SSL化の必要性として、もう一つ付け加えるならば、ユーザーの接続環境の変化があります。かつては自宅や会社からの接続がほとんどだったインターネットですが、現在はスマートデバイスの普及により公衆無線LANからの接続も多くなっています。

この場合のセキュリティリスクは高く、対策がきちんとされていない場合は他者の侵入を容易に許してしまいます。こうした接続環境の変化も常時SSLへの移行の理由になっています。

常時SSL化にSEO対策としての意味はあるか?

Googleは「検索結果に影響する」と言っているが…

ランキングシグナル(検索順位決定要因)にHTTPSを使用するという発表は、2014年8月にGoogleより公式に行われています。発表時のウェブマスター向け公式ブログにはかなり細々と書かれていますが、一言で言えば「SSL化されたサイトを検索順位で優遇します」ということです。その時期にGoogle社員がTwitter上で次のように呟いたことでも話題になりました。

If you’re an SEO and you’re recommending against going HTTPS, you’re wrong and you should feel bad.

(SEOに携わっているのにHTTPS化に反対しているとしたら、その人は間違っているし、後悔するだろう)

https://twitter.com/methode/status/633541668403310593

なかなか強烈なメッセージですね。このようなこともあって、SEO対策のひとつとして常時SSLを捉える人も見られるようになりました。

検索結果順位への影響は、目的ではなく結果

しかし、冒頭でも書いたように、常時SSLへの対応がランキングに与える影響は数百のアルゴリズムのうちの一つ。もしも他の要因がすべて同等なサイト同士であれば、SSL化した方が上位になるかもしれないという程度だと思われます。SEO対策だけを目的に常時SSL化を行うという意識なら、やめておいた方がいいでしょう。

目的は、あくまでも個人情報の保護や、改ざんやマルウェアの脅威を防ぐため、つまり訪問者により安心してサイトを利用してもらうため。それが結果的にSEOにもプラスになる、というのが正しい考え方だと思います。

常時SSL対応のサイト事例

ここで、実際に常時SSL化されているサイトをいくつか見ていきましょう。

1、Google

150916ssl_002
https://www.google.co.jp/

SSL化を主張しているGoogle自身のサイトは、もちろんしっかりとSSL化しています。この他にも代表的なWEBサービスでは、TwitterやFacebookなどが常時SSL対応のサイトとして挙げられます。

2、シマンテック・ウェブサイトセキュリティ

150916ssl_003
https://www.jp.websecurity.symantec.com/

SSLサーバ証明書を提供している会社だけあって、当然のようにSSL化されています。同じくSSLサーバ証明書を提供しているジオトラストなども常時SSL化されています。

3、九州大学

150916ssl_004
https://www.kyushu-u.ac.jp/

この他にも大学関係では、常時SSLを導入しているサイトが多いようです。

以上、いくつか対応サイトをご紹介しました。今後、常時SSL化を取り入れるサイトは徐々に増加してくると思われます。ちなみに、常時SSL化をすることによるデメリットは何かあるのかといえば、特にありません。以前はサイトの表示が遅くなるなどと言われましたが、現状の標準環境ではそのような心配はないでしょう。

もちろん対応費用はかかりますが、閲覧者に安心して接続してもらうための対策と考えれば、必要経費といえるのではないでしょうか?リニューアルや新規開設などの機会があれば、一度、制作会社などに相談してみてはいかがでしょうか?

今回のまとめ

  1. 常時SSL化は、サイト規模の大小を問わずセキュリティ上必要なものと考えるべき。
  2. 結果としてSEOにも有利に働いていく。
  3. 常時SSL化による大きなデメリットは特にない。

ポイントは、常時SSL化の目的はSEO対策ではなく、閲覧者に安心してサイトを利用してもらうためだということです。セキュリティは、必要だとは思いながらも、どうしても後回しになりがちな分野。しかし、大きな流れとしては、どこかで考えて行くべきテーマだと思います。対応すべきかどうか…と悩んでいた方に、この情報がお役に立てれば幸いです!

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