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インバウンドサイトを作るときに知っておきたいこと

「ペライチはユーザーの事業を成長させるための手段でしかない」。急成長するホットスタートアップ創業者「山下翔一」氏へインタビュー

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誰でも早くカンタンにホームページを作れるサービスとして、現在急速に成長を遂げているサービスが「ペライチ」です。今回は、その開発と提供を手掛ける株式会社ホットスタートアップの共同創業者の一人、山下翔一氏にお話をお聞きました。

以下、インタビューです。

「ペライチ」の提携戦略について

Q. 今年4月のスタートアップの後、数々の企業と効果的な事業提携をされていますが、どのような流れで提携を進められたのでしょうか?

— 現在、20社ちかくの企業様とアライアンスを組ませていただいています。その内、約半数がリリース前からお話しをさせていただき、リリース直後から五月雨式でプレスリリースを打ちました。この時期に発表したアライアンス企業様の多くは、私の方からアプローチをさせていただきました。残りのアライアンス企業様に関しては、リリース後に先方の方から提携のご依頼をいただき、実現に至ったケースがほとんどです。

また提携の目的は様々です。

  • ユーザーさまのページ作成を支援
  • ページを改善していくための支援
  • CRMやマーケティング支援
  • 経営課題の解決支援
  • ペライチの認知の向上や拡販

などです。

Q. 提携されているサービスの中でも、「アフィリエイターとペライチの組み合わせ」はとても相性が良く、合理的な広報戦略だと感じたのですが、こちらに関しては以前から構想はあったのでしょうか?

— ありました。私は前職時代に社員50名ほどの広告代理店におりまして、事業戦略、リアルも含めたマーケティングやPRをコンサルティングする営業をやらせていただいていたのですが、特にWEBプロモーション領域を任せていただくクライアントが多く、アフィリエイトの案件も多かったです。

なので、アフィリエイターにとっての課題や、それがペライチにフィットすることなどはイメージできておりましたので、リリース前から、アフィリエイトBを運営するフォーイットさんの吉澤社長をはじめ、A8.netやMoba8.netを運営するファンコミュニケーションズさん、アクセストレードを運営するインタースペースさん、i-mobile for AF を運営するアイモバイルさんなど各社のご担当の方々にお声がけさせていただき、提携に至りました。

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無料HP制作サービスの競合との差別化に関して

Q.そもそもペライチを始める上で、モチベーションとなったものはなんでしょうか?

— 私は現在31歳なのですが、私達の両親世代で地方で小さな店舗や会社をやっているような方でも、誰でもカンタンにホームページやWEBページをつくれるようになって欲しい。そう思って始めたサービスです。なので、ペライチを始めた時のコンセプトは「シンプル」でした。

Q. WIXやJimdoなど、無料のHP制作サービスはいくつかありますが、差別化という文脈で意識されることはありますか?

–WIXさんとJimdoさんということで申し上げますと、意識していることは3つあります。

【1】「多層構造に対して、シンプルな1枚もの」であること。

JimdoさんやWIXさんは多層構造の日本でもよく作られてきた、多層構造のいわゆる「ホームページ」がつくれるサービスです。一方、ペライチはペラ1枚のWEBページがカンタンにつくれるサービスです。1ページにこだわったのはいくつか理由があります。

まずは、訴求内容をシンプルにするため。
私は前職時代多くの中企業から大企業のWEBページの制作に携わり、現在も大手企業4社のコンサルをさせていただいております。そんな彼等でさえ、適切な訴求内容をシンプルに届けることに苦労しています。ましてや、ペライチの利用者の大多数である中小零細企業や個人事業主の方々にはなおさら難しいものです。

サービスの提供側は、得てして伝えたいメッセージや想いがたくさんあります。小さい企業さんの経営者でも、お喋りな方が多くいらっしゃいますが、WEBページの制作でもそのスタンスは往々にして表れます。そのような場合、伝えたいことをたっぷりもり込んだ特盛りのページができあがります。

しかし大事なのは、お客様が求める情報まで素早くたどり着き、興味をいただいていただき、アクションを起こしていただくことです。サービス提供側から大量の情報を一方的な発信するのではなく、お客様の視点に立った適切な情報を適切に届けることです。そのため、「1ページで伝えるべきことをシンプルに伝える」ということにこだわっています。

また、スマホが主流になっている現代にフィットさせるためにも1ページにこだわっています。
従来の多層構造型のホームページは、PCで閲覧されることを想定してつくられてきたものです。そのため、多層構造でもあまり苦にならず、むしろカテゴリーごとにページを分類することで情報を探しやすいメリットが大きかったわけです。

一方、ペライチがこだわった1枚もののWEBページはプロモーションの場ではよく「ランディングページ」などと言われますが、スクロール型のページです。アクセスのほとんどがスマホからになった現代では、スマホからの閲覧に最適化する必要があります。一般的に、クリックをして下層に降りていくような多層構造のページはスマホユーザーの離脱率が高く、スクロールをして見る1枚もののWEBページの方が離脱率が低いです。ペライチはスマホ時代のユーザーにフィットするためにもシンプルな1ページにこだわっています。

【2】世界中のどのサービスよりもカンタンに作成」できること

これは私たちがこだわっていることであり、実際、世界中のホームページやWEBページ作成サービスをお使いになられたユーザーさんへのヒアリングでは、全てのユーザーさんに「ペライチが最もカンタンなサービス」として選んでいただいております。

私たちは「既存のどのサービスでも救えなかったリテラシーの低い方々を救いたい!そしてそのような方々の事業を成長させたい!」そう強く願ってはじめていますので、「カンタン」という面では他のサービスに負けるわけにはいきません。

【3】 “つくれる”の「その先」を大切にしていること

弊社はビジョンにて『“つくれる”のその先へ』を標榜しております。これは私が前職時代から常々感じていたことを言語化したものになります。

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(引用元: 株式会社ホットスタートアップHP

ペライチは「一部の人しかつくれなかった」を「誰でもつくれる」に変えました。しかし、「ページをつくる」ことはあくまで手段でしかなく、本当に大切なのは、その先にある「ユーザーさんが望むそれぞれの目的を実現させること」であり「ユーザーさんの価値ある事業を継続的に成長させていくこと」です。ペライチはそれを実現させるための手段にすぎず、ほんの入り口でしかありません。

私たちは、ユーザーさんの事業を成長させるために様々なアクションをし始めています。たとえば、ユーザーさんの成長につながるような素晴らしい企業・サービスとのアライアンス。経営課題でとくに深刻な「人とカネ」を支援するための「助成金+社員研修(非WEBで)」のパッケージ化と提供。ページをつくるためのちから、マーケティングのちから、経営者視点で事業を引っ張るちから、などを養いながら余った資金で事業を成長させるための投資ができるようなスキームなどです。経営課題のほとんどは、WEB上になんてありませんからね。これからもいろいろなことを考えています。

Q. ユーザーの目的と向かい合いながら事業を拡大しているわけですね。それとは逆に競合を分析して得られた知見などはありますか?

— WIXさんの場合は、ウェブ上でのプロモーションを熱心にされていてリテラシーがそれなりに高い方々への認知度がとても高いですね。ただ、ペライチのユーザーさんのようなITリテラシーがそれほど高くない方々の利用率は低いように思われます。

一方、Jimdoさんは、カントリーマネージャーの方をはじめ仲良くさせていただいているのですが、各地域にリアルのコミュニティを形成されており、地域に根づいた運営をされており素晴らしいと思います。

その点はペライチも見習いたいと思っておりまして、一番ユーザーさんの事を考えるサービスでありたいと思っています。そして、私たちが本当にサービスを届けたい人々は、WEB上にはいないですから、リアルでのつながりというのは非常に大切だと感じています。

ホットスタートアップ社の社内制度と社内環境の改良について

Q. 最近オフィスを移転されたとのことで、スタッフが増えるにつれて、ガバナンスなど社内整備のニーズが出てくると思うのですが、現在取り組まれていることはありますか?

— 現在取り組んでいることとしては主に4つあります。

1.バックオフィスの人員強化や社内規則などの整備

スタートアップの多くは、バックオフィスを強化するのはサービスがグロースしだして、人が多くなり始めてからのところが多いですが、私たちは「良いサービスは社員が良いパフォーマンスを発揮できる環境から生まれる」と考えているため、10月に資金調達をしてから、すぐに総務や労務系を専任で任せられるスタッフを複数名採用しました。採用してから1ヶ月ほどが経ちましたが、見違えるほど環境が整い、仕事に集中しやすい環境がつくれているなと実感しています。

みんなが快適に仕事できる環境をつくるため、適切な規則の整備にも動いています。結果的に、私たち経営陣が「本当にやるべきことに集中できている」というのも非常に大きいです。

2.ビジョンや価値観の共有

企業の結束には、ビジョンや価値観の浸透がマストだと考えています。
私たちは毎朝9時半から朝礼をおこなっておりまして、そこで経営陣・社員・アルバイトやインターンに至るまで全員で弊社のビジョンと価値観を斉唱して一日を始めるようにしています。また、自分たちのプロダクトを全員が経営者視点をもって考え、経営者と同じ視点で話ができるよう、一部のリモートワーカーを除いてアルバイトやインターンを含む全てのスタッフを巻き込んで「みんなの経営会議」というものを今月から隔週でやりはじめました。

弊社はクリエイターが全体の7割以上を占める会社なのですが、各クリエイターは自分がつくる機能やデザインの周辺のことについては考えていてもペライチというサービス全体を考える機会はほとんどない状況です。エンジニアリングにしろ、デザインにしろ、それらのスキルはあくまで「つくるための手段」であって、一番重要なのは「誰のための、どんなものをつくるか?」です。それを考えられる人材を育てるためのプロジェクトです。

「経営者視点とは何か?ユーザー視点とは何か?」をとことん考えられるようにします。そして、全員が自分たちのプロダクトを誰よりも愛して、立場は関係なく誰もが自由にプロダクトの改善提案をできるような空気をつくっています。

3.月一ペライチと週一ペランチ

弊社にはコミュニケーションを円滑にするための仕組みがいくつかあります。
1つ目が「月一(つきいち)ペライチ」という、月に1回オフィスで開く飲み会です。
2つ目が「週一(しゅういち)ペランチ」という、週に1回みんなでランチをするというランチ会です。
弊社は「オープンで透明性の高い文化」を大切にしておりますので、そのような会に積極的に業務委託の方々や外部の方々をお呼びして交流をはかるようにもしています。

4. 3ヶ月に一度の開発合宿

3ヶ月に1度、泊まりがけで開発合宿をするようにしています。プロダクトの大きな機能などを短期間で集中的につくりこむ意図もありますが、それよりも、メンバー同士の交流や親睦を深めるためにやっています。開発中は昼にアクティビティをやったり、夜にはお酒をのんだり映画を観たり、会話が生まれるような仕組みを設けています。

今後も、気軽なコミュニケーションがとれる仕組みづくりや、スタッフのキャリアや悩みを聞ける、カジュアルな面談をこまめにやるっていきたいと思っています。

成長し続けるスタートアップ企業の将来像

Q. 御社が採用したい人材の理想像などはありますか? また、スタートアップ企業として急成長するのに必要な人材に関してはどのようにお考えでしょうか?

— 採りたい人材としては、まずは大前提として弊社のビジョンと、4つの価値観に共感できることですね。

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(画像引用元: 株式会社ホットスタートアップHP

その上で、
・スタートアップや起業に興味がある人
・事業にコミットできる人
・自ら考え行動できる人
・変化に対して耐性があり楽しめる人
・成長意欲が高い人
などですかね。

採りたい人材も会社が成長するために必要な人材も、今のフェーズでは同じだと考えています。

Q. 最後に、今年はスタートアップから急速に成長した華々しい一年でしたが、今後はどのようなビジョンをお持ちですか?

— 答えられる範囲でお答えします。まずは直近で言うと、「スマホでページをつくる・編集する機能」と「海外展開」について今後半年程度で検証していきたいと思います。
その先に、日本中にいる「ホームページやWEBページを持ちたいけど持てない人」をなくす。そしてその方々の成長に寄与していきます。

また、2年後を目途に海外展開を本格的に開始し、近い将来、ペライチが世界的なプラットフォームとなることで、日本の素晴らしい商品やサービスを海外に向けて発信し、日本中の中小零細企業や個人の方々の事業を元気にし、マーケットの縮小が確実視される将来の日本全体を元気にしたいと考えています。

インタビューを終えて

広告代理店で経験を積み、その経験をもとにスタートアップに挑戦し、見事ペライチを軌道に乗せた山下翔一氏。経営者としての山下さんのロジカルな考え方と、仕事に対するパワフルな姿勢がとても印象的でした。

常にユーザーの事業を成長させるために「世界」までをも視野に入れているペライチの動向には、今後も目が離せそうにありません。

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無料HP制作サービス【ペライチ】
https://peraichi.com/

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