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「全ての予定には相手がいる」カレンダー共有アプリ【TimeTree】を運営する「JUBILEE WORKS」代表深川泰斗氏にインタビュー

  • インバウンド

皆さんはスケジュールを管理するツールは何を利用していますか?
手帳を使っている方もいれば、グーグルカレンダーを使っている人もいるでしょう。しかし本来、予定というものには必ず「相手」がいるものであって、自分だけで管理するものではないということを忘れてしまいがちです。

今回はそんな見落としがちな点を形にしたカレンダー共有アプリ【TimeTree】を運営する「株式会社JUBILEE WORKS」代表取締役深川泰斗氏にインタビューを行いました。

深川氏は【TimeTree】を通して人々の予定管理をどのように変えるのでしょうか。

【TimeTree】とは?

――まずは【TimeTree】の魅力についてお教えいただけますでしょうか。

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一見カレンダーアプリなのですが、「相手がいて共有する」ということをベースに設計されたサービスです。予定や約束事は相手がいることが大前提ですが、手帳やカレンダーは1人で使うものが多いですよね。それは不自然だなという違和感をずっと持っていました。

そんな想いから【TimeTree】ではカレンダーをユーザー同士で共有でき、尚且つコミュニケーションを図れる仕様にしました。グーグルカレンダー等でカレンダーを共有することもできるのですが、ネットリテラシーがある方でないとなかなか難しいと思うんですね。

なので【TimeTree】では「招待して参加」の流れで、簡単に誰でもカレンダーを共有することができるようになっています。イメージとしては、LINEのグループトークのカレンダーバージョンですね。

――【TimeTree】上でスケジュールを共有するユーザーのベネフィットとはなんでしょうか?

「今すぐやってもらいたいこと」は、LINE等のメッセンジャーアプリでスムーズにコミュニケーションをとることで消化できると思います。しかし、来週や1ヶ月後の予定ってチャットで遡って探すのは大変ですよね。スケジュールを共有することで、予定や約束をもらさない「安心感」が生まれます。

例で言うと、ご家族でご利用いただいているユーザー様がいらっしゃいます。
奥様は「来週の◯曜日はお父さんが飲み会だから晩ごはんいらいないよね」とわかったり、お父さんは「この日は保育園で面談があるから午前半休とらなきゃいけない」など、お互いのスケジュールを把握することで気づきを得られます。

今までこのような情報は、メッセンジャーアプリ上だと流れてしまっていました。先のスケジュールを共有することで、スケジュールのミスマッチを避けることができます。

――ユニークな使い方をされているユーザー様の例があればご教示ください。

営業担当の方が外に出ているような企業様ですと、入り口にホワイトボードがあって「◯時に◯◯へいってきます」といったようなことを書いたりしますよね。しかし、急遽出先で変更があった時に「書きなおしといて」とお願いをすることもあると思うんです。あとは「◯◯さんって今いるんだっけ?」など、社内の状況を把握できないことがあります。

以上の事が【TimeTree】であればリアルタイムで共有できるので、社員の方々の状況がすぐわかるといったことから、企業様にご活用いただいている例もあります。

またユニークな使い方の例としては、好きなタレントさんやお笑い芸人さんのファンが集まって、出演情報やチケットの発売日などの情報を【TimeTree】上で集めたりすることもあります。ファン1人では情報に見落としがあったりするということで、ファンが集って情報を集める場所として活用いただいているようですね。

【TimeTree】の事業戦略に関して

――現在【TimeTree】上で広告を載せたり、有料版の提供等はしておられないようですが、マネタイズに関しては今後どのようにしていく予定でしょうか。

色々案はありますが、フリーミアムの形を採用しようかと考えています。基本的な機能は無料で提供しながら、一部便利な機能を有料のユーザーに開放する予定です。
しかし、現在はユーザーを増やしているフェーズなので、そこに集中しています。

――日本のユーザーと海外のユーザーでは違いがあったりしますか?

使い方に関しては、国によってそれほど変わりはありません。しかし、時間の表記方法に関しては国によってニーズが異なります。

例えば中国・韓国・台湾の方々は旧暦がとても大事らしく、基本的には太陽暦で生活しているのですが、誕生日は旧暦でお祝いしたりするそうです。旧暦は計算によって毎年変わるので、旧暦の表示にも対応してほしいというニーズがあり、太陽暦での表示と旧暦での表示はできるようにしました。

また最近ですと米国のユーザー様も増えてきているのですが、24時間表記ではなくてAM/PM表記の要望があり、そちらも実現しました。
ユーザーの声が入ってくる仕組みとして、アプリ内のご意見フォームとアップルストアのレビューを活用しているのですが、そちらから入ってくる生の声に応える形で【TimeTree】の使い勝手をより向上させているところです。

――ほかの予定管理アプリとの差別化はどのように行っておられますでしょうか。

「共有がメイン」という点で差別化を行っています。半分は予定管理アプリだけれども、半分はコミュニケーションサービスですので、ユーザーの一人が便利だなと思ってくれると、他ユーザーを招待していただけます。「誰かと予定を組む」ことが前提になっていますから、そのようにユーザーが増える仕組みというのも、差別化の1つと言えるかと思います。

――【TimeTree】がAppStoreのベスト新着アプリにランクインするなど、昨年2015年は貴社のご活躍が非常に目立った年でした。その背景には「多くのユーザーを獲得するための努力」があったと思うのですが、そのために具体的にどのようなプロモーション施策をとられたのかお教え頂けますでしょうか。

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特別なプロモーション施策は行ってはいないのですが、アンケートを頻繁に行っておりまして、その中でも【TimeTree】のヘビーユーザー様にインタビューさせて頂くことがあります。インタビューの中でうまくハマっているユーザー様のパターンを見つけたら、そのユーザー像に寄せてサービスを改善しています。基本的にはサービスの質の向上の結果、ユーザー様が増えてきているかと思います。
また「うまくハマっているユーザー像」にターゲットを絞ってfacebook広告をうっているので、そちらからもユーザー獲得を図っています。

――今後の貴社としての展望をお聞かせいただけますでしょうか。

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日常生活を送る中で時間が関係ない方はいないと思います。
誰しもが予定や約束があって、その予定や約束には「相手」がいらっしゃいます。【TimeTree】を利用することで、ユーザー様の予定管理や時間との付き合い方を変えたいですし、皆様にとって一般的になるくらい普及させたいなとは思いますね。

最後に

非常に落ち着いた口調で語られた深川氏でしたが、その言葉の中からは「人々の時間との付き合い方を変える」という【TimeTree】に対する熱い思いが伝わってきました。

「予定管理アプリ」という競合ひしめくカテゴリーの中で、順調にユーザー数を伸ばしている【TimeTree】。「カレンダー×コミュニケーション」というイノベーションは、今後私達のスケジュールのあり方を変えてしまうかもしれませんね。

人物紹介

深川泰斗氏 (株式会社JUBILEE WORKS代表取締役)

九州大学大学院卒業後、2006年ヤフー株式会社入社。
その後株式会社カカオジャパン出向を経て、
2014年9月に株式会社JUBILEE WORKSを設立。

公式HP:http://www.jubilee.works/ja/

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