集客サイトや自社メディアを運営する時、いかにして多くのアクセスを集めるかは、永遠の大きな課題ですよね。そこで、欠かせないのが基本的なSEO対策。即効力はありませんが、先々の結果を左右する大切な施策です。せっかくいいコンテンツを作っているのに、そこに手が回っていないために見られないとしたら、もったいない話です。
しかし、専門の担当者をおけない中小企業では、必要だとわかっていても手が回らず、SEO対策は面倒だ、難しい、と感じている方も多いのではないでしょうか。そのような場合にこそ、便利なツールを有効活用したいもの。そこで今回は、どれも必須のSEOツールを9つ、厳選してご紹介します。
WEB集客に効果的なSEOツール9選
基本的なSEO対策を継続的、効率的に進めるコツは、適切なツールを選んで上手に活用すること。分析形のツールを使えば、対策の根拠が明確になって確実性が上がり、ルーチン作業の自動化ツールは担当者の負担を軽くします。まだ使ってないものがあれば、ぜひ試してみてください。
Google Analytics(グーグルアナリティクス)
http://www.google.com/intl/ja_jp/analytics/
言わずと知れたGoogleの無料アクセス解析ツールです。高度な分析や集計、レポート作成が可能になっており、SEOにかかわる現状分析や効果測定を行うには必須のツールだと言えます。高機能であるがために複雑で難解だと感じる方も少なくありませんが、ホームページを運営するなら必須のツール。まずは最低限の使い方からマスターして、自社のアクセスアップにつながる要因を見出す方法なども、徐々に身に着けて行かれることをおすすめします。Google Analyticsのページから登録できます。
Google ウェブマスターツール
https://www.google.com/webmasters/
ウェブマスターツールは、Googleが提供する無料サービスのひとつ。自サイトがGoogleからどのように評価されているかがわかります。Googleがサイトをどれくらいクロール(巡回)しているのか?人々はどんな検索キーワードで自サイトに訪れているのか?などのデータの他、エラーの出ているページの発見なども行えます。また、何か不適切なことがあってペナルティを受けた場合には、Googleからのメッセージで教えてくれたりもします。
ホームページを持つすべての人(企業)が登録できますので、もしまだ使っていない場合には早速登録してみてください。ウェブマスターツールのページからログインし、「サイトを追加」というボタンをクリックしていけば登録できます。
Ferret-plus(フェレットプラス)
http://tool.ferret-plus.com/mypage
株式会社ベーシックが提供する「フェレットプラス」は、無料で使えるツールが豊富な総合SEOサービスとして広く使われています。会員登録すると、キーワードチェック、SEO対策チェック、SEO順位チェックなどのチェックツールを使うことができ、SEO対策全般をサポートしてくれます。
メールで状況を知らせてくれる機能などもあるので便利。コピーコンテンツチェックやリライトツールなども使用できますので、コンテンツの作成にも活用できます。基本機能は無料で利用できますので、試してみてください。
GRC(ジーアールシー)
GRCは、検索順位のチェックツールです。WEBサイト名、URL、検索語を設定しておけば、Yahoo!、Google、Bingの日々の検索順位をチェックしてくれます。前日より順位が上昇した場合は赤、下降した場合は青の矢印で変動が表示され、グラフ表示もされるので順位変動を視覚的にわかりやすくとらえることができます。
多くのキーワードがある場合には、毎日手動で順位を確認するのは大変ですが、GRCを利用することでそれらの問題を解決することが出来ます。無料版には、3URL、20キーワードまでという制限がありますが、まずは試してみてはいかがでしょう。
Open Site Explorer(オープンサイトエクスプローラー)
https://moz.com/researchtools/ose/
オープンサイトエクスプローラー(OSE)には多くの機能がありますが、外部リンクを調査できるツールとして有名です。SEOにおける被リンクの効果は薄くなっているとはいえ、ナチュラルリンクを増やすことは、とても重要。しっかりとチェックしておきたい要素の1つであることは間違いありません。
自サイトの被リンクの状況はGoogle ウェブマスターツールで確認することもできますが、ちょっと面倒。URLを入力するだけで調査できる手軽さがこのツールの特徴です。また、競合サイトなど他サイトについても簡単に調査できるので、マーケティング分析に役立ちます。一部機能が制限されますが、無料アカウントでも利用可能です。
ahrefs
https://ja.ahrefs.com/site-explorer/
ウクライナのAhrefs社が開発した「Ahrefs Site Explorer(ASE)」。こちらも同じく被リンクをチェックするツールで、日本語版も作られています。独自のクローラーが毎日10億以上のウェブページを巡回してバックリンクデータを確認していると言われており、その多さや情報更新の速さが特徴です。
ページごとの被リンク数や、ソーシャルメディアなどでのシェア数もわかるのが便利なところ。数の増減もわかるので、自社サイトのSEOチェックを効率的に行うことができます。アカウント登録をおこなわないと利用制限があるため、Ahrefs公式ページAhrefs公式ページから無料のアカウント登録を行なってから使った方が活用の幅が広がります。
Hootsuite(フートスイート)
HootsuiteはSNS総合管理ツールです。これを利用すると、複数のソーシャルメディアへの同時投稿や予約投稿が可能になるので、非常に便利です。近年のSEOではソーシャルメディアとの連携が大きなカギとなっていますが、個別に対応するのはなかなか大変。継続するためには、このような管理ツールの使用で作業効率上げることが重要です。スマホアプリも提供されています。
管理パネルで、各ソーシャルメディアの解析レポートが、一元管理できるところも便利です。ぜひ、使ってみてください。
Klout(クラウト)
kloutは、ソーシャルディアにおける自サイトの影響力などを調べることができるWEBツールです。影響力は「kloutスコア」と言う数値で表示され、それによってコンテンツがどの程度の影響力を持っているのかが分かります。影響力を持つコンテンツを見ることで、SEO対策の参考にできることはもちろん、ユーザーのニーズなどを知ることもできる便利なサービスです。
Pingdom
「Pingdom Website Speed Test」は、ホームページのページサイズ(データ容量)や表示速度を調べることができるWEBツールです。URLを入れると計測してファイルごとのロード時間をグラフで表示。どの項目を改善すれば良いのかも提示してくれます。
サイズが重く表示速度の遅いページはユーザビリティは悪いだけでなく、SEO的な観点でもマイナスの評価を受けます。離脱率や直帰率の高まりにも、つながっているかもしれません。自社ホームページのデータサイズや表示速度を確認しておくことは、とても重要。Pingdomでチェックしてみてください。
今回のまとめ
SEOツールは、無料のものだけでも非常にたくさんあります。そのため、どれがいいのかわからなくなったり、使いこなせなくて挫折したりすることも多いと思います。迷い始めるときりがないので、まずはベーシックなものから始めてみるのが近道です。
今回ご紹介した9つのツールやサービスは、SEOの効果をチェックし改善していくために必須、いわば定番とされているものばかりです。まだ使っていないツールやサービスがありましたら、ぜひ活用してみてください。