せっかく力を入れて更新したWEBサイトのコンテンツを、できるだけ多くの人に見てもらいたい。もちろん、それによってページビューも増やしたい。そのためには、SEO対策などで新規アクセスを増やすことと同時に、やっておくべき大切なことがあります。
そのひとつは、サイト訪問者の記事閲覧数を増やすこと。そして、もうひとつは記事の更新を広く知らせることです。今回は、サイト運営におけるこの2つの基本を、簡単にしてくれる効果的なワードプレスプラグインをご紹介していきたいと思います。インストールするだけで、閲覧数やアクセス数アップが期待できます。まだ使っていないものがあったら、ぜひ試してみてください!
コンテンツの閲覧数アップに効果的なプラグイン
まずは、サイト内での閲覧ページ数を増やすためのプラグインをご紹介します。サイトに来てくれた人に、もう1ページ読んでもらう…そのために役立つプラグインです。
関連記事の簡単表示で閲覧数アップ「WordPress Related Posts」
https://wordpress.org/plugins/wordpress-23-related-posts-plugin/
関連記事を表示させるためのプラグインはたくさんありますが、中でも定番と言えるのがこのWordPress Related Post。その記事の内容と関連性の高い別記事へのリンクを表示させ、ページを読み終えたユーザーを誘導することで、サイトからの離脱を抑えます。PV数アップには必須。もし、まだ関連記事の紹介を行っていないなら、いますぐインストールすることをおすすめします。
スマホ、PCそれぞれで3つのデザインが選べ、コメント数、投稿日、記事の抜粋など表示させる内容もカスタマイズできるので非常に便利。簡易的なクリック統計も見ることができます。管理者として記事にアクセスすれば、表示させる関連記事を簡単に編集できるのも使い勝手がいいところ。反応を見ながら手軽に関連記事の指定を変更していけるので、システムで自動的に関連記事を表示させるよりも精度を高めることができ、PVアップに貢献します。
人気記事をランキング形式で表示「WordPress Popular Posts」
https://wordpress.org/plugins/wordpress-popular-posts/
人気記事をサイドバーなどに表示させるのは情報系のサイトでの基本ですが、それが簡単に行えるのがこのWordPress Popular Posts。記事を人気順にランキング形式で紹介してくれるプラグインです。人気コンテンツへの誘導により、閲覧ページ数の増加につなげることが可能になります。
サイドバーやフッターなど指定した位置に、一日の平均閲覧数、累積閲覧数、コメント数などから表示したい項目を選択して掲載可能。サムネイル画像も表示さできます。また、カスタマイズ性が高いことも特徴で、例えば各カテゴリ以下のページでは、全記事対象ではなくカテゴリ別のランキングを表示させるなどということも簡単に実現。その意味でも、使いやすいプラグインです。
固定ページの子ページを一覧表示「Child Pages Shortcode」
https://wordpress.org/plugins/child-pages-shortcode/
WordPressで作った固定ページの子ページを一覧表示するプラグインが、Child Pages Shortcodeです。固定ページの数が多い場合などに記事一覧ページを作る作業は案外と大変ですが、これをインストールしておけばその作業が簡単に…。記事が探しやすくなり、閲覧数アップも期待できます。
設定方法は、固定ページの記事に専用のショートコードを貼り付けるだけ。それによって、その記事に関連付けられている子ページをサムネイル画像と共に一覧表示できるようになります。開発者のサポートページ(日本語)に、ショートコードの詳しい解説が掲載されていますので、参考にしてください(右のサンプル画像も同ページより引用)。
読み手の為のサイトマップ作成「PS Auto Sitemap」
https://wordpress.org/plugins/ps-auto-sitemap/
コンテンツ数が増えてくると、埋もれてしまう古い記事も多くなってしまいます。そこで活用したいプラグインが、目次としてのサイトマップを自動生成してくれるPS Auto Sitemap。サイトマップと言うとXMLサイトマップのようなSEOのためのものをイメージする場合も多いと思いますが、これは読み手のためのサイトマップを作るプラグインです。
サイトマップに表示させたくない記事を除外するなどの設定も可能。一度設定しておけば、その後は自動的にサイトマップが更新されていきますので、手間もかからず便利です。日本の会社が開発しているので、管理画面も日本語表記でわかりやすくなっています。
コンテンツの拡散によるアクセスアップに効果的なプラグイン
ここからは、ソーシャルメディアと連携して、投稿した記事やコンテンツを、サイト外に知らせていくために役立つプラグインを紹介します。
ソーシャル共有ボタンを設置「WP Social Bookmarking Light」
https://wordpress.org/plugins/wp-social-bookmarking-light/
WP Social Bookmarking Lightは、ソーシャルメディアへの共有ボタンを投稿ページや固定ページに表示することができるプラグインです。コンテンツが溢れる今、良質なコンテンツであっても、そうそう簡単には拡散しません。ボタン1つで拡散できる共有ボタンを設置しておくことは、いまや必須中の必須です。
同じようなプラグインは色々ありますが、このプラグインはTwitter、Facebook、Google+、Pocket、LINEなどの他、日本でよく利用されるはてなブックマーク、mixiなどのソーシャルメディアにも対応。定期的にバージョンアップされて新しいものも追加されているので、便利に利用できると思います。
複数メディアへ記事を自動投稿「Social Networks Auto-Poster」
https://wordpress.org/plugins/social-networks-auto-poster-facebook-twitter-g/
FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアに、ワードプレスの記事の更新情報を自動投稿できるプラグインが、このSocial Networks Auto-Poster。「ソーシャルメディアに更新情報を投稿したいけど、人手もかかるし時間もない」とお悩みのWEB担当者におすすめです。
あらかじめ設定したソーシャルメディアのアカウントに、記事の更新情報を自動投稿。画像投稿も行えます。公開済みの記事を手動で再投稿できるところも、便利。FacebookやTwitterに投稿されたコメントをWordPressのコメントとして取り込むことも可能です。Pinterest、YouTubeなど有料版のライセンスを購入しないと自動投稿できないメディアもありますが、無料版だけでもFacebookやTwitterをはじめ十分多くのメディアに投稿できます。
過去記事を自動的にソーシャルメディアへ投稿「Revive Old Post」
https://wordpress.org/plugins/tweet-old-post/
WordPressに投稿した過去記事をTwitterとFacebookにランダムに自動投稿してくれるプラグインがRevive Old Post。同じ記事でも、一度だけではなくタイミンクを変えてツイートすることでリーチが広がり、結果的にアクセス数アップにつながります。
自動投稿したくない記事やカテゴリの除外設定なども可能。期間限定のイベント告知や季節性の高い記事、役立ち度が高くないと思われる記事など再投稿にふさわしくない記事は外し、投稿の頻度も適切に設定して、効果を見ながら運用しましょう。自動ツイートしたトラフィックをGoogleアナリティクスで確認できる「Google Analytics Campaign Tracking」機能も付いています。
今回のまとめ
アクセスアップというとSEO対策をイメージすることが多いと思います、しかし、PVを上げているサイトでは、訪問者の閲覧記事数を増やすための工夫や、ソーシャルメディアで繰り返し更新情報拡散させるなど、こま目な運用を行っている場合が多いものです。ワードプレスには、インストールしておくだけで、それらを簡単に実現できるプラグインがたくさんあります。まだ導入していないものがあれば、ぜひインストールして試してみてください。
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