もはやWEB集客に欠かせないものとなったソーシャルメディア。中でも、中小企業者での活用が多いのがFacebookです。みなさんの中にも、Facebookページを運営しているという方は多いのではないかと思います。ただし、うまく行っているか…といえば、なかなか難しいと感じている方も少なくないのではないでしょうか?
そこで今回は、運営の参考になるFacebookページを5つ、厳選しご紹介していきたいと思います。それぞれの特徴やお手本にしたいポイントなどを、一緒に見て行きましょう!
運営のお手本にしたいおすすめFacebookページはこれ!
こだわりや想いが伝わる「宝山酒造」
https://www.facebook.com/nishishuzo
鹿児島県の西酒造株式会社の薩摩焼酎ブランド「宝山」のFacebookページは1投稿当たり1000件以上のいいね!が付く、人気のFacebookページです。ページの投稿を見て頂ければ分かるように、その投稿のほとんどには宣伝的な要素がなく、製造過程を紹介していたり、製造にこだわる想いなどがコンテンツとして投稿されたりしています。また地元の情報や、地域と商品の関わりなどを交えたコンテンツも多く人気を集めています。
ともすれば商品やサービスのことばかりになってしまいがちなFacebookページですが、宝山酒造では想いやこだわりを中心としたコンテンツを投稿。企業姿勢や理念などに共感したユーザーからの多くの支持を得ることができています。ソーシャルメディアの特徴である「コミュニケーションツール」と言う側面を活かし、しっかりとした関係づくりを行っているお手本だと言えます。
人となりが自然に伝わる「ソンミン」
https://www.facebook.com/sonmin.jp
埼玉県秩父市で昔ながらの有機栽培を行っている「ソンミン」は、農業に興味がある人はもちろん、そうでない人にも親しみやすいコンテンツを投稿して人気を集めています。コンテンツの中心となるのは無農薬などの安全性へのこだわりで、作業風景や実際の農作物などを写真として見せながら分かりやすく解説しています。
写真を交えて実際の作業風景を紹介することで、実際にどんな人がどんな思いで作業に取り組んでいるのかという、その「人となり」を上手く伝えることが出来ている点も、人気につながっている大きな要因だと言えます。
このように実際にサービスに関わる関係者の人柄などを上手く伝えて行くことも、ソーシャルメディアで共感を生み出す大きなポイント。その点で、ぜひお手本にしたいFacebookページだと言えます。
写真などを上手に活用「マッシュノート」
https://www.facebook.com/mashnote.jp
海外の雑貨や絵本などを扱う「マッシュノート」では、美しく魅力的な写真をたくさん使って、その世界観を視覚的に上手く表現しています。色鮮やかで独特のニュアンスを持つ海外の商品を多く取り扱っているという特性を活かし、アイテムの写真や実際の店舗ディスプレイなどを見せることで、見る人の感性を上手に刺激しています。
この手のページでは、ともすれば単純な商品紹介だけになりがちなところですが、海外の商品ならではの背景などもしっかりと解説することで、ストーリーを感じさせる内容になっています。
ひとつひとつの投稿に、商品への愛情が使わるからこそ、見る人もストーリーに共感できる…。マッシュノートは、ラブレターという意味なのだそうですが、まさに、ページ自体がラブレターのようなFacebookページです。
スクールの雰囲気が伝わる「青山ケンネル」
https://www.facebook.com/aoyamakennel
トリマーを育てるスクール、青山ケンネルではFacebookページを通じて、スクールの様子を伝えています。スクール系のサービスの場合、サービス内容などが中心で、どちらかと言うと雰囲気が伝わりにくいコンテンツが多い中、しっかりと授業の様子などを見せ、実際の雰囲気を上手く伝えています。
また随時行われている見学会に関しても、写真を交えたコンテンツで実際の見学者の様子などが紹介されており、誰もが気軽に参加しやすい雰囲気をつくるのに一役買っています。
もちろんスクールの様子だけではなく、犬に関する情報や知識などもコンテンツとして豊富に投稿。スクールには関心がなくても、犬が好きな人が楽しめて、興味を持てるコンテンツを提供し、最初の接点をうまく作っている点も見逃せません。
利用シーンを想像させる「土屋鞄製造所」
https://www.facebook.com/tsuchiyakaban
27万人のファンを持つ定評あるFacebookページ。上質な革を使ったこだわりの製法で人気を集めている土屋鞄製造所は、そのこだわりを制作過程から見せることで、鞄に込めた想いを上手く伝えています。
どんな素材をどんなこだわりで選んでいるのか、などをしっかりと公開することで見る人の安心感を生み出します。こんな鞄を自分も持ってみたい、そんな思いを掻き立てられるコンテンツの見せ方は非常に参考になります。
また、利用シーンを想起させる写真を交えたコンテンツ作りも秀逸。実際の利用シーンを提案することで、それぞれのシチューエーションに応じたニーズの喚起に繋がり、そこから実際に使ってみたいという気持ちに繋げることも出来ます。
愛用者のメッセージから、修理や製品の問い合わせまで、コメントが多いのもこのFacebookページの特徴。それらに丁寧にコメントを返している点や、時々プライベートなメッセージも交えているところなど、運営面でもお手本にしたいFacebookページです。
今回のまとめ
Facebookページを上手く活用している事例を5つご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか?共通するのはやはり「ただアウトプットするだけのコンテンツではない」というところ。ソーシャルメディアは、直接的なコンバージョンよりも、長い目での関係づくりをめざすツールとして使ったほうが効果的。その点で、これらのページから学べることは多いのではないでしょうか。業種などによって見せ方は変わってくるかもしれませんが、ぜひ参考にして頂ければと思います。
<関連情報>
Facebook広告は成果に結びつくのか?その実態と可能性を探る
【成功事例に学ぶ】Facebookはこう使う!集客に成功した企業事例8選
LINE、Facebook、Twitter、Google+、あらためて昨今のSNS事情まとめ