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ハイプ・サイクルとGoogleトレンドで読み解く【バズワード】の一生

  • コンテンツ

「ビッグ・データ」「グロースハック」などなど。ウェブ業界では毎年のように新しいバズワードが流行っては消えていくという流れが定番化しています。

そもそもバズワードとは、知恵蔵2015の解説において「一見、説得力があるように見えるが、具体性がなく明確な合意や定義のないキーワード」と定義されており、「バズワードの『バズ(buzz)』とは、蜂のブンブンという音のことで、人を騒がせる耳障りな流行語を暗に表している」との表現まであります。

しかしながら、ウェブ業界においては「明確な合意や定義がない」からこそバズワードについて語るコンテンツが話題になりやすいのですし、バズワードを取り入れた事業計画書やプレスリリースの広告宣伝効果は決してバカにできるものではありません。

バズワードを「実体のない言葉」だと切り捨てるのは簡単ですが、効果的なウェブ運営のためには冷静に判断しつつも、それらを活用していくべきだとも思えます。そこで今回は「バズワード」の一生を読み解くための指標や考え方についてご紹介します。

ハイプ・サイクルという指標

バズワードを読み解くときに、もっとも頼りになるのは「ハイプ・サイクル」といわれる指標です。「ハイプ・サイクル」とは、アメリカのIT系調査会社であるガートナー社によって発表される指標で、テクノロジのハイプ(=誇大な宣伝)をグラフ化することで、そのテクノロジの置かれている状況を示します。

新しいテクノロジについて大胆な未来を予測するハイプ (誇大な宣伝) が起こっているとき、そのテクノロジの真の可能性を見極めるにはどうすればよいのでしょうか。果たしてその約束は本当に実現されるのでしょうか。それはいつなのでしょうか。ハイプ・サイクルは、テクノロジとアプリケーションの成熟度と採用状況、また実際のビジネスにおける課題を解消する潜在的な能力などを分かりやすくグラフィカルに示すとともに、これらのテクノロジやアプリケーションが生み出す新たな機会を明らかにします。

2014年の10月に発表された『日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2014年』は以下の通りです。

01

2014年時点では「コンシューマ3Dプリンティング」や「ビッグ・データ」などが「過度な期待」のピーク期にあって、かつてのバズワードだった「ITIL」や「グリーンIT」などへの期待が萎んできていることがわかります。「コンシューマ3Dプリンティング」は2015年版では大きく動いてそうですね。

過度な期待からの幻滅、そして成熟へ

あるコミュニティにおけるテクノロジに限らないバズワードについても、「ハイプ・サイクル」によって規定される以下のフェイズを迎えていく可能性が高いです。

  • 黎明期
  • 「過度な期待」のピーク期
  • 幻滅期
  • 啓蒙活動期
  • 生産性の安定期

例えば、ここ数か月のはてなブログ界隈において、「ミニマリスト」という言葉が明確な合意や定義がないまま「過度な期待」のピーク期を迎えていたのですが、複数のバズを経て幻滅期をむかえようとしています。

幻滅期に入ったバズワードは、そのまま消え去ってしまうこともあれば、それでも啓蒙活動期を迎えて「正しい」定義を得たり、生産性を獲得することもあります。

Googleトレンドで読み解くバズワードの一生

「ハイプ・サイクル」のフェイズ移行は検索ボリュームの推移からも類推できます。先ほど例に挙げた以下の言葉についての検索ボリュームの推移を確認してみましょう。

  • 3Dプリンタ
  • ビッグ・データ
  • ITIL
  • グリーンIT

長期的な検索ボリュームの推移を複数のキーワードで比較するには、『Google トレンド』が便利です。

02

各キーワードにおける検索状況の推移は以下の通りです。

04

各キーワードにおける現在の状況に違いはありますが、あるバズワードが黎明してきて、期待のピークを迎えて、幻滅されるという流れはほぼ共通のものであることがわかります。そこからの啓蒙活動や時代の流れによって「あたりまえ」になるのか、「なかったこと」になるのかが決まるのです。

各キーワードにおける現在の状況に違いはありますが、あるバズワードが黎明してきて、期待のピークを迎えて、幻滅されるという流れはほぼ共通のものであることがわかります。そこからの啓蒙活動や時代の流れによって「あたりまえ」になるのか、「なかったこと」になるのかが決まるのです。

あるバズワードについて幻滅期を迎える前に売り抜けるのか、幻滅期を迎えてからが本番だと捉えるのかについては、それぞれの戦略によります。

バズワードの一生は幻滅期を迎えた先の情報発信で決まる

「ミニマリスト」や、その類似語である「断捨離」や「シンプルライフ」についてもGoogle トレンドで比較してみましょう。

03

各キーワードにおける検索状況の推移は以下の通りです。

05

まだまだ確定的ではないものの「ミニマリスト」という言葉が幻滅期に入りつつあることは数字にも現れています。その一方で「断捨離」は、2011年3月頃に激しい幻滅期を迎えつつも、そこから徐々に成熟していっている推移が伺えます。

繰り返しになりますが、大抵のバズワードはいったん幻滅されるものなので、そこからの成熟で「あたりまえ」になるのか、「なかったこと」になるのかが決まります。あるバズワードが死ぬのは幻滅期を迎えた直後ではありません。啓蒙活動期において幻滅から成熟に至るハイプ・サイクルの流れに乗れなかった時に死を迎えるのです。

ウェブ担当者や企業のPR戦略において「なかったこと」にしたくないバズワードが存在するのであれば、そのバズワードが幻滅期を迎えるのは前提としながらも、その後の粘り強い情報発信や生産性の獲得によって「あたりまえ」の存在として生き残るのかが決まるという意識をもってコミュニケーションをデザインしていく必要があるのではないでしょうか。

著者紹介

池田仮名氏 週末Webプランナー。会社員の傍ら、各種メディアでの記事制作やWebテクノロジーの調査を請け負う。個人ブログ『太陽がまぶしかったから』を運営。情報システムの発展によって変化していく人の心や共同体のありかたに興味。共著書に「レールの外ってこんな景色」(WOODY)。

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